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社長の日記

働き方の話

 最近はよく働き方改革という言葉をよく耳にするようになりました。私が社会人になった平成8年(1996年)はまだまだ職場に昭和の雰囲気が残っていて、新米社員は先輩や上司にしごかれながら残業しまくってました。

 残業規制が当時より厳しくなったのもありますが、ワークライフバランスを重視するようになったように思います。私がかつて所属した海上自衛隊ですらワークライフバランス推進の部署を設けてるほどです。(そこの責任者は見覚えある名前でしたww)。当時ののりで社員を使うところはブラック企業と呼ばれ、求職者から相手にされなくなりました。

 これはとてもいい傾向だと思います。働きすぎで過労に陥り、体を壊したり、精神疾患にかかるのは本末転倒ですし、人材を大切にしない会社は淘汰されます。去年はAIブームになりましたが、AIをうまく活用して効率よく最大の成果を追求するのが人口の減っていく日本には必要なことと思います。

 2024年問題があります。物流、運輸業界で労働時間の規制が始まり、トラックやバスののドライバー不足で輸送力の減少やバスの減便が始まりました。最近の記事にもありましたが、物流の世界では荷主と運送会社の関係バランスが長年の課題とされてました。1990年代に規制緩和で運送会社が1.5倍に増え、その結果荷主が運送会社を選び放題で何か問題があれば運送会社を変えられるので、運送会社は荷主に対する発言力を失っていました。

 倉庫施設での荷物の積み下ろしもドライバーが自らやってます。私も運送現場を見たことがあるのでそのような光景は日常茶飯事です。また、運賃の値上げの拒否、安い仕事の請負いなど、トラックドライバーの長時間労働化、長い待ち時間なども問題になってます。実際倉庫街に行くと大型トラックが長い列を作って待機してたりしてます。

 規制によって一時的に混乱はしますが、長い目で見ると改善に向かってるわけです。運送会社も声を上げて荷主と交渉しやすくなってますし、バス会社も自動運転の普及等でドライバー不足は解消されていくと思われます。トラック業界も同じで一部を鉄道や海上輸送に切り分けることで問題の解決を図れるでしょう。

 物流業界は一つの例ですが、AIをうまく活用することで解決できる問題はたくさん出てくるでしょう。

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