外部顧客と内部顧客
先日あるブログに乗っていたのを読んだのですが、外資の会社には外部顧客と内部顧客という考え方があるそうです。外部顧客とは文字通りの顧客で企業にとっては一番大事な存在で彼らのおかげで企業が存続できるわけですから、大切に扱うのはあたりまえのことです。
では内部顧客とは?社内にいる仲間たちのことをいいます。あらゆるプロジェクトや業務は社内の仲間たちの協力によって遂行されます。いわばマスターマインドが形成されるわけです。ですので自分の仲間を顧客と同じように大切にして気持ちよく仕事をしてもらい、能力を発揮してもらい、プロジェクトを最も効率よく成功に結び付けるわけです。
当社には10名の従業員がいますが、彼らが働きやすい環境を整えることが私の重要な仕事だと考えております。部下に対してどなりちらしたり、ワンマンにふるまう上司や社長が本当に多いですが、あれで組織が成り立つのが不思議でなりません。
うちの社員も常駐先でパワハラに会うケースも散見されますが、他の人に攻撃的にふるまう人って自己保身というか、自分の立ち位置を守ろうとしたり、個人的な理由でやってる人も多いように見えます。そうした中で退職したり、士気が下がったりしてプロジェクトがうまくいかなくなるケースもあるわけです。本来はプロジェクトの遂行という目的に対して皆が一丸となって役割を果たすのが大事なわけです。その中で個人的なこだわりというか、知らない間に目的を見失って足を引っ張っているようなケースがあるわけです。人間だから難しい面もありますが、そういった部分を排除しつつみんなが能力を発揮しやすくなる環境を作り上げるものマネジメントの大事な役割なのです。
営業でもマーケティングでも管理部門でも互いを内部顧客として敬い、自分と気持ちよく仕事してもらえるように取り計らうのはとても大事なことと思うのです。内部調整でも自分の立場だけで主張するのではなく、相手の事情も考慮して大きな視野を持って仕事するマインドを持つのはとても大事なことです。
会社を経営してみてそのことがとても身に染みてます。社員をそのように扱うことで社員たちもついてきてくれます。ありがたいことですね。ただ、消費者とは違うのでそれぞれの能力を活かして責任と義務を果たしていただくのが前提になりますが。
私はどうも怒るのが苦手なのでそれが功を奏してる部分もありますが。
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